【小畠涼・福田空】VOL.① 診察室から、暮らしの中へ。家で「よかったね」と笑える日々を支える在宅医療とは?病気を抱えながら、家で暮らし続けたい。そう願う人のそばには、どんな医療があるのだろう。神戸市西区・垂水区・明石市を拠点に、16年にわたって訪問診療を続けてきた向原クリニック。訪問診療とは、通院が難しくなった患者さんの家を医師が定期的に訪ね、診察する医療のことだ。がんの末期、認知症、パーキンソン病をはじめとした神経難病、慢性の心臓病、人工呼吸器をご自宅で管理されている方など、患者さんは病気とともにご自宅で過ごされている。診察室では、病気を取り出して診ることができるが、家には、その人の暮らしがまるごとある。家族との関係も、長く築き上げてきた習慣が当たり前のようにあるのだ。その場において、治療することと、暮らし続けることは、いつも同じ方向...2026.10.02 05:52Interview topInterview