自我が強くて欲もたくさんありながら、
その強いエネルギーで自分の能力を発揮し
つきすすむ人と
自我が弱く欲もあまりないけれども
他者への思いやりからつながり広げていく人と
では自分の精神バランスを保つ方法がまったく違う。
前者はバランスをとろうとするとき
他者への意識を強くもち、
自我を欲をおさえるようにすることで
コンパッションを保つ。
一方で
後者は自己への純粋な意識を高めることで
前提としてある他者のためにという意識のバランスを保つ。
もしも
後者が前者のバランスのとりかたを
良しとして真似をすると
自分がなくなり自己犠牲をせざるをえない。
反対に前者が後者の真似をすれば、
自己中心的で横暴な振る舞いとなり
人を傷つけるだろう。
性質がちがうのだ。
一人のなかに
両方ありながらも
もともと在るものの違いがある。
その性質の違いを認め、
どちらが良い悪いではなく、
自分の性質にあう
バランスのとりかたを実践し
お互いの良さを認めあい
生かしていくしかない。
一方だけをみず、多面的に捉えることこそ
思いやりをもちながら
自分の能力を発揮する
やさしい社会になるのではないだろうか。
どちらも必要なのだから。
周りの人が自分らしく
優しさに包まれますように。
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