私はあなたを通して私を見ている。
私の目に映るのは、私から見たあなたであること。
それは相手もそうなのだ。
相手に映る私は、相手が私を通してみるその人であるから。
脳に映し出された映像に過ぎないのだから。
あなたは言う。
「やさしくて柔らかいね。」
あなたは言う。
「いつも緊張していてかたいね。」
どちらも私なのだ。
あなたに映る私なのだ。
では、「私」はどこにいるの?
それを問うとき、あなたが言う私と「私」を切り離し
私の奥深くに私自身がつながる。
誰かに私はだれかを問うてもそこに実体はない。
私の中に「私」が在るだけなのだから。
だからずっと「私」だけとつながるのか。
そうではない。
目を開ければ、たくさんのひとに囲まれて生きる私。
あなたに映る私も私なのだから。
あなたの中にも「あなた」が在る。
忘れてはならない。
今日はどんな『わたし』にみせようか。
今日はどんな『わたし』モードしようか、
そんなふうに
わたしを創る。
内なる私に偏るでもなく、
外に偏るでもなく
バランスを保ち
どちらともつながり
私もあなたも心地よい世界を創ることを
これからは大切にしよう。
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